わさびの花

凍てつく寒さの中、市内のわさび田ではわさびの花が咲き始めました。
つつましく、清楚な姿の中にも、凛とした佇まいを感じさせる、小さな白い花です。
農園での花の見頃は、3~4月ともう少し先ですが、やわらかい食用の花芽が手に入るのは、ちょうど今ごろから。旬の短い花芽のおひたしは、安曇野の ”早春の味覚” として、親しまれています。
わさびの辛さは揮発性。ツーンと鼻に抜けるあの辛味をいかに引き出し、逃さないようにするか。さまざまな作り方があるようですが-
3cmほどに切ったわさびの花・茎を塩揉みして砂糖を加え、ひたひたに90℃位の湯を注ぎます。この時、厚手の鍋を使うなどして温度の低下を緩やかにします。蓋をして密閉し、8時間ほど置いて出来上がり。
安定した辛さがしっかり出て、簡単です。
馴染みのわさび店で、教えていただきました。