カリカリ小梅

健やかに実った飯田の竜峡小梅を使って、今年もカリカリ甘漬を作りました。
昨日下漬け(塩漬け)しておいた小梅を、今日は1粒ずつ梅割り器で割り、塩抜きをして本漬けしました。
塩漬けした梅からあがる水(=梅酢)の、なんと美しいこと!
今年は、天女の羽衣を二重三重と重ね合わせたような、澄んだサーモンピンクの梅酢が現れました。
固い青梅の一体どこに、こんなに初々しい、やわらかな色が宿っているのでしょう…毎年のことながら、不思議でなりません。
きれいな梅酢は、梅のご機嫌のバロメーター。美味しく漬かってくれるサインのように感じています。
私が施した下ごしらえが適切だったかどうか-“答え合わせ”をしてくれているかのようです。