今年の巣作り一番乗りは、店先に吊るしたnesting pot を新居に決めた、ヤマガラ夫婦でした。
つがいとなったオスとメスが、力を合わせて作り上げる苔のベッドは、ハイジの干し草ベッド顔負けの、見事なふわふわベッドです。
ありったけの苔をくちばしにくわえ、せっせと巣箱に運び入れる、健気なかわいいヤマガラたちの様子を、どうか思い浮かべてみてください。（彼らの動きが早すぎて、写真に撮れません…）
この写真は－ 集めた苔を運び入れて、それらを平らにならした後に「ふ～、ベッド作りも大変だわ。ちょっとひと休みしようかしら…」とでも言いたげに佇む、ヤマガラの姿です。
大工さんをしているお客さまから、うれしいプレゼントをいただきました。新しい野鳥の巣箱です。
素人が端材を使って適当に作ったものとは大違い。実に精巧に機能的に工夫して作られていて、そしてかわいい！
入口の穴の大きさは、直径2.8cm。3cmを越えると、スズメなどひと回り大きな鳥たちに荒らされてしまうので、シジュウカラ、ヤマガラたちにはこれがちょうどよい大きさです。
既に掛けてある巣箱も、冬の間に、入念にお掃除をしたつもりですが、新築のきれいさには（衛生面で）かないません。
私だったらぜひ住んでみたい、木造総ヒノキ新築住宅－この春誰が入居してくれるでしょう？
例年4月の初めに咲き始めるヒカゲツツジが、今年はすでに見頃を迎えています。
昔はこの辺りでも自生していたようですが、最近はあまり見かけることがありません。
我が家のヒカゲツツジは、22年前、お店を始めるにあたって、父が大切に育てていたものを実家から移植したもの。
このなんともやさしいレモン色の花に包まれると、本格的な春の到来を感じ、幸せな気持ちになります。
この冬、敷地内のアカマツを60本伐採しました。
大変大きな工事で、長いお休みをいただきました。
心配した窓からの景観も、残した広葉樹や小さな雑木たちががんばってくれて、ホッとひと安心。明るい、新しい景色が広がっています。
一緒に心配してくださった皆さま、ありがとうございました。
チェーンソーの音が止んだら、すぐに野鳥たちの姿も！
すっかり求愛モードになって、艶やかな美しいさえずりを響かせています。