お知らせや折々の雑記

ネスティング・ポット(入荷のお知らせ)

ネスティング・ポット(入荷のお知らせ)

2021.12.2

在庫切れとなっておりました、ネスティング・ポット(陶製野鳥用巣箱)が、再入荷いたしました。
英国ウェールズに古くから伝わる伝統的な巣箱で、鳥にも人にも森にもやさしい、魅力的なデザインです。
家の軒下や木の枝に吊るすと、カラ類が巣作りをします。都会では、ビルのベランダに掛けても、よいそうですよ。
我が家でも毎年、シジュウカラやヤマガラのヒナたちが、ここから巣立っていきます。
野鳥たちは、寒い冬の間に、春の巣作りの下見にやって来ます。来春の育雛のお手伝いに…下げてみるのはいかがでしょうか。
焼きしめ・白磁×木葉柄 の2タイプ。
C.W.ニコルさんの依頼により、信濃町在住の山中恵介さんが製作しています。

ぱりぱり漬け

ぱりぱり漬け

2021.11.27

牧大根のぱりぱり漬けを漬けました。
たくあんが漬かるまでには、2ヶ月ほど時間が必要ですが、このぱりぱり漬けは、漬けてから2~3日後から食べられます。
穂高牧地区の肥沃な黒土から生まれる牧大根は、普通の大根に比べて水分が少なく、かたい肉質は漬物作りにうってつけ。名前のとおり、パリパリという独特な食感を、長い間楽しむことができます。
大根、人参、生姜、昆布、いか、唐辛子を入れて、今年は少し多めに醤油漬けにしてみました。

今日の安曇野、初雪が舞いました…

京千舞かぶ

京千舞かぶ

2021.11.23

京都を代表する漬物、千枚漬け。
美味しいですね。大好きな漬物のひとつです。
3年ほど前から、近くの直売所に「京千舞」という大きな蕪が並ぶようになりました。直径約15cm、千枚漬けに適した蕪だと知り、最近はその千枚漬けに取り組んでいます。
私が漬物を習得したいと思うとき、本やネットからではなく、その美味しい漬物を作り出すご本人から、できるだけ面授していただくように心掛けています。一番大切な勘やコツのようなものは、なかなか文字には表れて来ないと、考えるからです。
憧れの千枚漬け…さすがに名人は周りにおりません。京都に住む知人から送ってもらった、本場の味を参考にしながら、想像力を働かせて、自己流で漬けています。
「蕪は柔らかいけれど、意外に繊維があります。この繊維を断ち切るように、常に蕪を横にスライスすることが、重要な美味しさの秘訣です」
昨年、産地からのテレビ中継の様子を見て、そうか、なるほど! 目からウロコが落ちました。
見た目にも舌触りにも、大きな違いがあって納得… ささやかに、前進です。

たくあん漬け

たくあん漬け

2021.11.19

先週洗った牧大根、8日間干して漬け込むことにしました。
漬け床は、糠・あら塩・ざらめ糖に、柿の皮・茄子の葉・赤唐辛子を加えます。
このあたりでは、春先の霜の影響「凍霜害」で、柿の実がほとんどつかず、秋の干し柿作りにも影響が出ました。
渋柿をむいた皮を乾燥させて、漬物作りに利用するのですが、今年はこの柿の皮が手に入らず、困りました。
近所のキヨコさん(前出:特製梅割り器を誂えてくださった…)に相談したところ、手元にある大切な皮を分けてくださるとのこと-助かりました。いつも、何事もなく問題を解決してくださる頼れる母さん…すごいなぁと思います。
食べ頃になるのは、まだ2ヶ月ほど先。
新しい年が明けてからの、寒い冬のお楽しみです。
美味しく漬かりますように…

父の仕事

父の仕事

2021.11.16

「看板、汚れてるぞ」
苔、カビ、花粉、土埃、水垢、鳥や虫のフン等々で、ひどく曇っていたアクリル板のお店の看板…
(私も気になってはいたのですが…私が動く前に)父が黙って掃除してくれました。
頑固にこびりついた汚れを、根気強く落として磨きあげ、見違えるほどクリアに。更に、まわりに伸び放題になっていた小枝もきれいに剪定し、一角がすっきりと整いました。気持ちの良いことです。
昔から何かを頼むと、こちらが想像している以上のモノや成果がかえってくる、父の仕事。 ていねいな美しい仕事ぶりで、信頼し、感謝しています。
それにしても、大雑把で行き届かない私…今日も反省、勉強しました。

冬支度

冬支度

2021.11.12

安曇野は、落ち葉の季節となりました。
掃いても掃いてもいくらでも落ちてくる、広葉樹の葉っぱたち…これから師走の初めまで、ひたすら落ち葉掃きが続きます。
そして始まった、たくあん作り。
晩秋から初冬にかけてのたくあん・お菜(野沢菜)漬けは、私にとって、夏の梅仕事と双璧をなす、大切な年中行事です。
昨日お休みを使って、130本ほど牧大根(安曇野市穂高牧地区でとれる信州伝統野菜)を洗いました。1週間~天日干ししたあと、糠床で漬け込みます。
漬物各種、保存食作り、落ち葉の片付け…冬支度にせわしい季節が、今年もいよいよやってきました。