お知らせや折々の雑記

冬支度

冬支度

2021.11.12

安曇野は、落ち葉の季節となりました。
掃いても掃いてもいくらでも落ちてくる、広葉樹の葉っぱたち…これから師走の初めまで、ひたすら落ち葉掃きが続きます。
そして始まった、たくあん作り。
晩秋から初冬にかけてのたくあん・お菜(野沢菜)漬けは、私にとって、夏の梅仕事と双璧をなす、大切な年中行事です。
昨日お休みを使って、130本ほど牧大根(安曇野市穂高牧地区でとれる信州伝統野菜)を洗いました。1週間~天日干ししたあと、糠床で漬け込みます。
漬物各種、保存食作り、落ち葉の片付け…冬支度にせわしい季節が、今年もいよいよやってきました。

木守り柿

木守り柿

2021.11.10

「信州の小京都」とよばれる飯田市。
独自の和菓子文化が育まれ、歴史ある和菓子店が軒を連ねています。
老舗名店の秋の生菓子を、友人が出張土産に届けてくれました。
〈里の秋〉〈栗しぐれ〉〈初紅葉〉〈木守〉〈雪平〉… 初秋から晩秋初冬へと、想像が広がるネーミングも素敵です。
中でも、私が惹かれたのは〈木守(きまもり)〉でした。
葉っぱを落とした木の梢に、ぽつんと残る朱い熟柿。実りへの感謝と、来年への豊作祈願と、そして鳥や動物や旅人への贈り物として-すべてを収穫してしまわずにあえて残された、大切な木守り柿…
やさしさのこもった、ゆかしい習慣だと思います。

見てよし、聞いてよし、食べてよし、心持ちよし。
上品(じょうぼん)なお菓子、ご馳走さまでした。

カリフラワーのスープ

カリフラワーのスープ

2021.11.7

立派なカリフラワーをいただきました。
クリーム色をした蕾の集合体は、エネルギーの塊…
余すことなく使いきるために、スープを作ることにしました。
具材は-玉ねぎ、ベーコン、鶏肉、じゃがいも、しめじ、エリンギ、白舞茸、にんにく等々- 家にあるものを適当に使ってバターで炒め、ザクザクと小さめに刻んだ生のカリフラワーをどっさり加えて、豆乳で煮込むだけ。味付けは、塩・胡椒・コンソメ少々で整えます。
やさしい色のスープは、たんぱく質やビタミン・ミネラル・食物繊維がたっぷりで栄養満点。身体は芯からあたたまり、自然と心も安らぎます。
以前、料理上手なヨシコさんから教えていただきました。カリフラワーがおいしい寒い季節に、ぜひおすすめです。

あざやかに

あざやかに

2021.11.2

コーヒーを淹れながら
ふと顔をあげると…
目に入って来るのが、この景色。
山麓線(道路)をはさんでお向かいのお宿、なごみ野さんのお庭に植えられた、見事なもみじです。
陽の光が差すと、あざやかな緋色がいっそう輝きを増して、まさに燃える秋… 素晴らしい借景を楽しませていただいています。ありがとうございます。
お願いして、この美しいもみじの葉を、少し譲っていただきました。
きれいに押し葉にして、秋の夜長に書く友人たちへの手紙に、添えたいと思っています。

紅化粧

紅化粧

2021.10.31

紅化粧(べにげしょう)- 素敵な言葉ですが、これ、きれいな赤い色をした大根の名前です。
北アルプスの山々から雪化粧の便りが届く頃、紅化粧もちょうど旬をむかえ、お店に並ぶのですが、対照的なふたつの言葉の美しさと、タイミングの妙をいつも感じます。
大根らしい適度なしゃきしゃき感と、蕪のようにやわらかな歯ごたえを合わせ持ち、おいしく食べやすい食感です。
真っ赤な果皮と、真っ白な果肉。
甘酢漬けにすると…
紅芯大根のような、強く、鮮やかな発色はありませんが、なんとも優しげな、奥ゆかしい薄紅色に染まります。
紅化粧は少し控えめな、薄化粧ですね。
(写真左中: 紅化粧  右: 紅芯大根)

ビナンカズラ

ビナンカズラ

2021.10.27

お客さまが、お庭で丹精された、楽しい植物を届けてくださいました。
その名も「ビナンカズラ」。
漢字で書くと、想像どおりの「美男葛」です。
古くは万葉集の時代から、樹皮や枝から出る粘液を、殿方が整髪に用いていたとのこと。水につけた茎の切り口からは、ねばねばした樹液が出ていて、まるで糊のようです。
この天然整髪料を使ったら…きっとどんなヘアスタイルも、ビシッ!と、自在に、まとまったことでしょう。 凛々しく男前に、キメてくれたにちがいありません。

美しい実を豊かにつけた枝々を、花器に入れて玄関に。そして、残った小さなひと枝は、壁掛けの花入に…飾らせていただきました。